カポエイラとは?
Capoeira?
カポエイラ(capoeira)はアフリカをルーツとする格闘技・音楽・ダンスなどの様々な文化がブラジルで融合した大衆芸能(無形文化財・世界無形文化遺産)です。楽弓ビリンバウ(berimbau)が率いる打楽器隊(bateria)と参加者・観衆が一体になってホーダ(roda)と呼ばれる輪を作り、その中で2人が音楽のリズムに合わせて巧みな身のこなしのジンガ(ginga)を駆使し、蹴りを中心とした多彩な技を掛け合う即興の演武を繰り広げます。
アクロバチックな動きが目を引きますが、足払いや胴体を狙った頭突きを実際に入れたり、お互いの攻撃を寸前で躱したりする表現豊かで奥深い攻防の駆け引きのジョーゴ(jogo)が重要視されます。輪を囲む一人ひとりが自分の心に響いたパフォーマンスを称え、カポエイリスタ(カポエイラ使い)は相手を打ち負かすのが最大の目的ではなく、相手をマンジンガ(mandinga)で惑わし、マランドラージェン(malandragem)で欺く術を使いこなし、己の身体的・心理的な自由を求めることからカポエイラでは勝敗をつけないといえます。
Carybé, Roda de Capoeira.
最初にカポエイラの語義と語源を解説してから、謎に包まれた起源を探って発祥などにまつわる迷信も紹介し、犯罪からブラジルの無形文化財・世界文化遺産に至るまでの迫害と近代化・国際化の歴史をたどって行きます。